‡パルソナ‡ 隻眼の海賊
第1章

それぞれの決心







……

…………ん…



あたしは重い瞼を無理やりこじ開ける。


最初に目に留まったのは見たことのない白い天井。



布団の暖かい温もりがあたしの体を包んでいた。


え、ここ……どこ?


あたしなんでこんなとこにいんだ?


あたしは横になっていた体を起こそうとした。が、




「ッ!!いででででででッ!!」



体が、体の節々がッ!!


猛烈な痛みで悶え苦しむあたし。


その時




ガチャ!!


「茜菜!!どうしたんですか!?」



ドアが勢いよく開かれ入ってきたのは、ミルトン国の王子 レイ・ミルトン。



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