咲と亮

ちっさい身長。

真っ赤な顔。

華奢な手足。
たしか吹奏楽部って言ってたな。

ほわほわしたパーマ、
茶色がかった髪。



五十嵐さんは、これまた男子の中で
可愛い、と評判だ。

彼女にしたい、とも。


どっかの誰かは
可愛い、と言われても彼女にしたい、とは言われない。

変人だから。




「……ごめん。でも、ありがとうな」

いつも通りの、言葉を返す。

「っ!」

あ、涙こぼれた。



< 73 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop