意地悪なキミと恋の勉強


あたしの返事は

もちろんオッケー。



すぐに返信して


ウキウキな気分で

リビングに行った。





「どうしたの李呼。

さっきから大きな声出して」



「…ぁ、お母さん。
おかえりなさい」




買い物から帰ったお母さんが


キッチンにいた。




「母さん、聞いて!!!

姉ちゃん、朱里さんと
付き合い始めたんだって!!」




裕貴が出しゃばって


お母さんに向かって

あっさり言いやがった。



……今…


あたしから

言おうと思ったのに!!!!




それを聞いたお母さんは


キラキラと輝くような

笑顔になった。



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