意地悪なキミと恋の勉強


「てゆうか来い。

言いなりなんだろ?」




サラ……


髪を梳かれる。



ドキドキと高鳴る心臓。


……これは…




「あたし……行っていいの?」


「来てほしいから言ってんの」



「……来てほしい…の…?」


「何、李呼は来たくないの?」





嬉しい。


嬉しいよ……




「……うぅん。嬉しい…」



「っ……////」




あたし

やっと“彼女”になれた?




感動して泣きそう。





「……ありがと、朱里」






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