君の全てを教えて。




「優斗。あの子、
優斗の事見てるよ。」



制服に着替えて、学校に
向かって歩いている途中、和輝がそう言ってきた。



「んあ?そういう隣の子はかずの事見てるじゃん。」

「ははは。」



苦笑いをしながら言った。





「・・・あのっ!」




さっきの子が話しかけてきた。




「ん、俺?」




「あのっ、あたし・・・」




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