君の全てを教えて。




もしかしたら優斗が
たまに見せる苦しそう
な原因を和輝くんは
知っているかな?



2人は幼なじみ
だもんね。



「で、実際優斗とは
どんなかんじなの?」



「え、お茶はした
・・・ぐらい?」



「デートしたんだあ!」



「いや、デートって
いうか偶然会っただけ
なんだけどね。」



「え?いつ?」



「ほら、優斗が
休んだ日だよ。」



「え、ああ・・」



「うん?」



「優斗・・・その日
どうだった?」



「ん、いつもと同じ
だったけど・・」




和輝くんの空気が違う。



急に笑顔が無くなった。



「どうかした・・?」



「いや・・・」



「何かあるの?」



「っ、ううん。
何でもないよ。」



和輝くんが笑いながら
言った。




「・・・それは優斗が
苦しそうにするのと
関係があるの?」



「っ!」



和輝くんが驚いた
表情をする。



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