詩をウタう
EGOISM.

『EGOISM.』



貴方の叫ぶ声と
あたしの叫ぶ声は
いつだって
近すぎて聞こえない

寂しいのに
抱き締められないのは
傷付けてしまいそうだから

貴方を此処に
閉じ込めたくなるから


『好き』という感情は
どうしてこんなにも
恐ろしい妄想をかきたてるのでしょうか

そんな目で見ないで
黙ってないで
キスをして

その後に
言葉よりも
重い愛を頂戴


嗚呼また
震えが止まらないのです

私が此処に居ることを
教えてください

私が此処に生きてることを
私が此処で生きてることを

貴方の声と
貴方のキスで

早く教えて
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