キミが居た病院

「優香。久しぶりだね?」

「ぱぱぁっ……」

「泣き虫なところは相変わらずなのかな」

 そう言ってハンカチを取り出すと、ぼろぼろと溢れ出る涙を拭いてくれる。

「っく……だって、だって」

「ほらほら。泣き止まないとお話が出来ないよ」

 優香はハッとして、急いで涙を止める努力をした。

「合格」

 にっこりと笑う父親の顔は、記憶のままだった。


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