キミが居た病院

 ―もう駄目


 意識が飛ぶ瞬間、頭に声が響き渡る。


「優香……ごめんな」

 体を、何かにふわりと包まれる感触がした。

 風と一体化しているような気にさせさせる……


「ぱ、ぱ……」





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