キミが居た病院
第十一章 秋人の想い



 どのくらい経ったかは分からない。

 数分か、数時間か、全く見当が付かない。


 優香は自分の体が浮いた事に気が付いた。

 どうなっているのか、目を開けたいのだがなぜか開かなかった。

 寝不足の時の様に、目が重たく感じるのだ。


「う……」



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