キミが居た病院
「今日はママ来るかなぁ」
優香は片親で、妹と母親の三人で暮らしていた。
父親が小さい時に交通事故で亡くなって以来、母親が女で一つで育ててくれた。
病気がちな優香は通院費や治療費、更に今は入院費と色々費用がかかるのでいくつか仕事を掛け持ちしている。
なので入院してからまだ数えられるくらいしかお見舞いに来ていなかった。
妹はたまに来てくれるのだが、やはり寂しい。
「すいません」
「えっ!? はい!?」
突然声を掛けられてびっくりしてしまい、声が裏返ってしまった。