マスカラ〜年下男子の甘い秘密〜[完]
君の朝ご飯
急に冷えてくる隣の温度を布団をかけてごまかす

「まだ寝てていいよ」
身体を伸ばしながら部屋を出て行く蓮を半分だけ布団から顔を出して見送った

『なんで一緒に寝てるのよ…』
昨日はリビングで映画見てて、でも途中から眠くなって…

『…大失敗』
しばらく布団の中でさっきの蓮の寝顔とか腕の重みとか撫でられた手の大きさを思い出して赤くなったりぐるぐる考えたりしていた

目が冴えてしまったので顔を洗いに布団から出るとキッチンで私のエプロンをつけてゴソゴソしている蓮



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