君と一緒に♪
亮太に明音のことを言ってないからまぁしょうがないのかもしれないが……。
俺の気持ちも知らず、二人はふざけあっている。
「あっ、レイコ見たっ?!」
「YADA やだぁーー!!!」
「そうそうっ♪亮太おもろー♪」
「古ッッ!!」
「「あはははは」」
俺が構うときにはずっと怒ったような表情なのに亮太といるときはすごく笑顔だ。
あの笑顔を俺に向けてほしい……
なんて言ったら明音は笑うだろうか?
亮太と明音が離れた瞬間。
明音は女子に囲まれた。
「亮太と仲良くない?!」
「いーなー♪紹介してよぉ~」
「あっきー!お願いっ!!」
「いやいや、紹介するってほどの仲じゃ…///」
からかわれて頬をほんのりピンク色に染める明音。
明音の好きな人は……
亮太だ。