君と一緒に♪
「あっきー!いつの間に亮太くんとあんなに親しくなったのー!?」

「遥君は?」

「遥は……。ちょっと、その……。」

「あーケンカでしょー?でもさうち実はさ、遥君に〝遥って呼んでいい?〟ってきいたらさ、〝明音以外はダメ〟って言われたんだよー!愛されてるね~このこの~♪」


俺はその女子の中に行った。そして一言。


「俺のこと好きなように呼んでいいから。遥でいいよ。」

「えっ!?でもっ、あの時あっきー以外はダメだって……!!」

「気が変わった」


明音のほうを見ると驚いたような、泣いてるような、複雑な表情をしていた。

「……ごめん明音、悪いこと言っちゃったかもね……」

「明音だけの特別……だったのかな」

「あっ!明音!元気出して♪いつもみたいに後ろからチョップしてくれるよッ♪」

「いや、あたしはMかっ!」


亮太のところへ行くと……。

「遥ぁ~~明音に振られそうになった~~(涙」

「はッ!?」

だって、振られそうになったってことはコクったってことじゃねーか!

「でもな、親友になったんだよ~」


親……友……。

「明音の恋を応援する天使になったんだぜっ?いーだろー♪」

「はいはい」

「つめてーなー……。明音のこと嫌いなのかよ?最近喋ってねーけどさ!」

いきなり話が核心に飛びビビった。

「……嫌いなんかじゃ、ない。」

「じゃーさ、話しかければいいじゃん?」

「俺じゃ明音に釣り合わないから。」

「ふーん?」

亮太はちょっと楽しそうだ。


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