結局誰よりキミが好き

“柳下 純美ちゃん”

と書かれた紙がたくさん並んである、

赤ちゃんの保育器の真ん中らへんに

張られてあった

その紙のしたにはすやすや寝てる

私の愛しい純美が居た



「俊輝生まれたよ」

私は小さく呟いた

さっきまでお腹の中に居た

かわいいかわいい私の純美

私はずっと純美を見ていた



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