罪-ウラギリ-
Ⅱ・罪


その頃 私は投げやりになっていた。

笑う葵を見る度に、心を黒い気持ちが支配した。

もともとあった葵への嫌悪

そして、嫉妬-…

いいよね、生活への不安とか悩みなくて。

どうせ家でもそんな風に笑っているんでしょう?



-オトシテヤリタイ
地獄へーーー…




どうして私ばかり苦しまなきゃいけないのー…?




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