もしも、許されるのなら。
「あっ♪涼矢センパ~イ♪♪」

声変わりすぎだっての。

「…今日は。彼方センパイ。」
「ちは。」

私も一応、挨拶しとかなくちゃね。

綾乃ってば相変わらず、お兄ちゃん命なんだから。






―お兄ちゃんは私のお兄ちゃんなのに。
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