陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
「なんだったの、一体…」

あっけにとられたような表情で、佐助のいた場所を見つめていると、急にぐいっと腕をつかまれた。

「おい!」

「痛っ!な、なに!?」

ビックリしていると、眉間にしわをよせ、あきらかに怒った顔をしている小十郎の顔があった。

「貴様、なぜあいつがここにいた」

「は?」

「佐助と、どういう関係だ!」

「はぁ?」

突然、何を言い出すのかと、幸姫は怪訝そうな顔をする。

「どういう関係って…私、あの人のこと知らないし」

「…本当に知らないのか?」

「本当だって!だって、初対面だよ?佐助なんて人、会ったことなんて…」

言いかけたそのときだった。


『ゆきむらとさすけがいるから、きょうはおうちかえるね』
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