陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
しゅるっと音がした。
不意に締め付けられていた帯がゆるくなるのがわかった。

「つっ…!やめ…」

驚いたのもつかの間、耳を甘がみされて、思わずぎゅっと目を瞑る。

「お前は、俺のものだ」

そう囁く政宗を、幸姫はぼうっと見ることしか出来なかった。


私、政宗のこと…?


出会ってまだ間もないし、何も知らないし。
最初はかっこいいと、思ったし、好きかもと思ってたけど。

でも、違うと思ってた。


慣れた手つきで、次々と幸姫の服を脱がしながら愛撫する政宗。
政宗に触れられる部分がひんやりと心地よくて、抵抗する気は不思議と起こらなかった。


「お前は、俺のものだ」


もう一度言われて、幸姫は小さく頷いた。




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