陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
続きを見ているんだと思い、重い瞼を閉じようとした時だった。


ふわっと何かが頭を撫でてきた。温かくて大きなそれに、徐々に意識がはっきりとしてくる。


…え、なに?


「起きたか」

その声に、脳も体も一気に覚醒する。パチッと目を開けると、そこには優しい笑みを浮かべた政宗の姿があった。


…政宗…!?


混乱し、硬直する。


なんで隣に政宗?
いや、それよりなんでお互い裸!?


明らかにパニックに陥っている幸姫をみて、政宗はニヤリと笑うと、ついっと頬に指を這わせ、軽くキスをした。

「!?」

脳みそがパンクする音が聞こえた気がした。

「まるで夢心地、だな。夢ではないと、もう一度教えてやろうか?」

言われて一気に顔が熱くなる。


あれ、やっぱり…!!


「なっ…!?」

夢じゃなかったんだと認識したと同時に、くいっとまた、政宗に仰向けにされた。




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