陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
「はいはい、お楽しみのところ邪魔して悪いんだけどね」

突然の声に驚く幸姫。

「…邪魔をしている自覚があるのならば、出ていけ」

チッと舌打ちすると、ギロリと中断させた本人を睨み付ける。

「いやいや、あんたが使いを寄越したのがそもそも悪いんでしょうが」

「さ、佐助さん!?」

驚いた声で言うとにっこり笑って佐助は手をヒラヒラとさせた。

「よっお久しぶりだねぇ幸姫様。お元気そうでなにより。ちなみに俺のことは昔みたく、佐助でいいぜ」

「はぁ…」

拍子抜けな回答に、思わず気の抜けた返事をする。


「っとそんなこと言ってる場合じゃなかった。今からお父上がこっちにくるから、ちょーっと着替えておいた方がいいと思うぜ?」

「……え?」

慌てて着物に腕を通す。
が、佐助のいっている意味がわからず、首を傾げたそのときだった。




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