陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
「どうだ?」

後ろから声をかけられて、幸姫は辺りを見回した。

当初は本当に終われるのかと呆然と眺めていた黄金の海も、今は綺麗に刈り上げられ、残すところはあと少しとなっていた。

「もうちょっとで終わると思う」

そう答えると、小太郎は頷いて、また、残りの稲を刈り始めた。





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