陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
どんどん時間がたつにつれ、政宗の様子が少しおかしくなってきていることに気づいた。


…っていうか、酔っ払ってんじゃん。


すでにろれつが怪しくなってきている政宗。
前田慶次と兄の利家が、どうやら政宗をじゃんじゃん飲ませているようだった。


やめてください…


止めようと思った矢先、家康が近づいてきた。

「この度は…」

頭を下げて祝いの言葉をくれた家康に、幸姫は複雑な面持ちで頭を下げた。

「…何も弁解はせぬ。ただ、今日は、祝いを述べに来た」

そう言うと、家康は頭を上げた。

「いえ…いいんです。本日はありがとうございます」

隣に居た屈強そうな男の人もぺこりと頭を下げた。

「こちらは…?」

もしかして、そう思って聞いてみる。

「あぁ、家臣の本田忠勝である」

言われてこれがかの有名な!と思わず感嘆の声を漏らした。


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