あの音をもう1度
“バンッ!!”
「やっと見つけたっ!!」
そう言って、またしても知らない少し年配の男の人がやってきた。
「なにやっているんですか!?
突然、飛び出して!」
「い、いやぁ…。これには深いわけが…」
「深いも浅いもありません!
行きますよ!!!」
すごい剣幕で私の手を握った
男性は苦笑しながら引きずられて出て行った。
またもや呆然とする私たちを
おいて。
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「・・・・・というわけで、変な男が現れたの」
「へ、へぇ~。そんなことがあったんだ」
栞は苦笑した。