あの音をもう1度







----------…
--------……




「奏ちゃん、おはよう」



「バルトニアさん…」





・・・あれから時間はあっという間に流れ、とうとうコンサートの日を迎えてしまった。






「おはようございます」



会場の入り口で待っててくれたバルトニアさんに頭を下げた。





「今日はいい天気だね~。絶好のコンサート日和だよ」



「そう…ですね」




すこぶる機嫌のいいバルトニアさんとは対照的に私は気分がすぐれない。




昨日は早めに寝たし、ご飯もちゃんと食べた。


体調は万全だけど…



< 197 / 255 >

この作品をシェア

pagetop