あの音をもう1度
---それから月日は無情にも流れていき、桜がまだ咲かない2月28日
私は高校を卒業した。
そして翌日、私は国際空港にいた。
「うぉぉぉぉぉ!!奏ーーー!」
「ちょ、楽兄!もう大人なんだからそんなに泣かないでよ」
私にしがみついて号泣している楽兄に少し焦っていた。
その様子を微笑ましくみているお母さん。
栞やクラスのみんな見送りにくるって言ってくれたけど私は断った。
自分で決めたこととはいえ、やっぱり寂しくて…行きたくなくなりそうだから。
それは涼太も同じ。