あの音をもう1度



くじけそうになった私を支えたのは・・・



涼太がくれたリングと“約束”



遠く離れているけど心はつながっている。



そう信じて前へと諦めずに進んだ。




すべては…この時のために。







「会いたかった・・・奏」


「うん。私も・・・!」




いざ離れて改めて実感した。



私には涼太が必要なんだ。




少しだけ離れ、そっと頬に手を添えられた。





「おかえり」


「ただいま」




互いに笑って、そっと手を重ねて背伸びをした。













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