あの音をもう1度
「つーか・・でかいな」



目の前にある家は周りの家よりも大きい立派な家。


でも表札には≪音梨≫と書いてある。




「さすがっ…て感じだな」


俺はインターホンを押した。



“ピンポーン”



「は~い。どちら様ですか?」


家の中から優しそうな女性が出てきた。



たぶん奏のお母さんだろう。


目元とか奏に似ている。




奏のお母さんは「あれ?」っという顔をした。



そりゃそうだよな。

娘が知らない男の背中で寝てるんだから。



「初めまして。音梨さんと同じクラスの鈴宮と申します。

音梨さんが倒れたので先生の代りに送りにきました」



「あらら。それは娘がごめんなさいね」


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