あの音をもう1度
「・・・・すごく綺麗…でした」



ど、どうしよう…!


なんか凄く照れる//




「そっか……」


鈴宮は嬉しそうに微笑んだ。




なんだろう…?


この感覚…




「あっ!ちょうどピアノもあるし、奏なんか弾いてみろよ」




・・・・・はい?




「楽譜もあるしさ♪」


そう言って鈴宮は側にあった棚を探りだした。




「ちょっ!ちょっと、待ってよ!辞めてから、もう何年もブランクがあるんだよ?!」




それなのに、いきなり弾けるわけが…




「大丈夫だって。そんな難しい曲選ばないから」


鈴宮は私に振り返ってニッと笑う。


< 75 / 255 >

この作品をシェア

pagetop