♪アルハンブラ宮殿の思いで
旅行代理店の方の説明によれば、

「今日中に出発したければ、オランダ経由でスペインに向かいます」
「差額の旅費はこちらで負担します」

う〜む、、なかなか魅力的なご提案だこと。


「スペインへの直行便をご希望であれば、確保できるのは明日になるでしょう」
「出発までの宿泊費はこちらで負担します」

う〜む、、こちらもまた魅力的なご提案だこと。。
どちらもいいお話ではありますが、、、


オランダ経由案の方が、


おもしろそー!


そう。。“おもしろそー”が判断基準です。


アムステルダムで乗り継ぎをしてマドリーへ向かうみたいですが、、
ま、行ってしまえば何とかなるでしょう!


結局、、
僕の旅なんていつもこんな感じなんですよね。。。
ホホホ、、、。



離陸。。。



いざ飛んでしまえばすっかり腹も据わりましたので、早速、覚えたばかりのビールを嗜みながら、ぼんやりと旅行プランの練り直しです。。

途中給油のためアンカレッジに立ち寄りました。
窓の外は白銀の世界。

屋上に出てみると、氷でさらに重くなった鉄製の扉は、うかつに素手で触れるとそのまま凍りついてしまいそうです。

さすがは北極圏に近いだけあってしびれるほどに寒いネ!


頬を伝う氷風がなんとなく
この旅の多難な先行きを示唆しているようで、、


不安な気持ちに

なりそうなものですが、



なぜかぼくは、


一片の不安も、、、





ありゃしませーん。


う〜む、、


わっくわくするーーー!
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