田舎姫と都会王子
「わかっていますよ。死ぬ気で守ってみせます。」


「あたりまえだ。小梅に何かあったら俺がただじゃおかないからな。」


親父は、目をキラッと光らせて怪しげに笑った。


「それよりも、要が俺と同じ事を言うとは思わなかった。」


「同じ事ですか?」


「ああ。おっともう夜も遅いし要、家に泊まってけ。拓真には俺から電話しとくから。」


「はい!!」


親父に認められた事が嬉しくて俺は、親父と話をしながら小梅の家に帰った。
< 227 / 286 >

この作品をシェア

pagetop