田舎姫と都会王子
「大丈夫なんですか?」


「大丈夫じゃねえから、俺が小梅の看病をするって言ってんだろう!」


「あなた、そんなに五月蝿いと小梅が寝れないから仕事に行って。」


「でもよ~。」


「お父さん、俺が小梅の看病を付きっきりでしますので安心して仕事に行って下さい。」


「余計心配だわ!小梅にいやらしい事するだろう?」


「しません!」


「高校生と言ったら発情期だろうよ。」


「断じてしません。」


「本当か?」


「はい。」


俺がそう言うと小梅の親父は俺をジッと見た。
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