【続】イニシャルはKK
愛おしい…こんな気持ちを持つなんて。
昔の俺からは想像も出来ないな。
俺自身と奏、二人分の想いでこいつを守りたいって思う。
誰にも邪魔なんかさせない。

「なぁ歌音?」

「ん?」

「何か欲しいもん、あるか?」

「欲しい…もの?」

「ああ。夕べのお詫びに何か買ってやる」

「別にないよ。響吾が一緒にいてくれたら、それでいい」
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