【続】イニシャルはKK

決断の時

蒼に連れられて訪れた産婦人科は電車で4つ離れた駅にあった。

大通りから一本外れた道。

――野々村産科・婦人科医院――

一軒家を思わせる白い壁の建物。
こじんまりとした個人医院だった。

待合室では既に大勢の患者さんが待っていた。
お腹の大きな女性、赤ちゃんを連れた女性も。
奥には旦那さんに付き添われた女性もいて…。
それぞれ状況は違うだろうけど、私にはみんな輝いて見えた。
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