お前の将来は俺のモノ。
って、私とお母さんの家庭事情は置いといて・・・



ここが私がこれから通う学校、



清乃学園。



話には聞いてたけど学園の規模は凄い・・・。




「野口朱里さん?」



私は学園門の前で唖然としてた所を誰かに止められた。



「あ、はい。そうですけど・・・」



「私は谷村美鈴。ちなみにこの学園の生徒会長。」



うわ~。なんて綺麗な生徒会長。



色白で、
目がぱっちりで、おそらくスッピンなのに、


顔がかなり整ってる。



「生徒会長さんが私に何か・・・・・・・」



「学園長からあなたの成績の事を伺ってるわ。



入学テストであなたの成績がこの学園でトップだったのをご存知?」



はっ?!??! 私の成績が学園トップ?!?!?



そんな訳・・・



「そんな訳ない、って思ってるでしょ?


大丈夫よ。



時間が無いので単刀直入に言うけど、



この学園は成績でクラスが決められてるの。



あなたが学園トップだったって事は一番レベルが高いクラスに入学するって事。



そのクラスに入る者は、学園から特別扱いされる。



ただ、その詳しい事は学園長に聞いて頂戴。



私はこれから生徒会の会議に行かなきゃいけないわ。



これからよろしくね、野口朱里さん。」

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