◆◇姫と王子の運命の恋◇◆





「―――お母様ですか?」


「あ、はい・・・」




ユミコさんは、医師に言われ、説明を聞くため別の部屋へ行った。




オレたちは手術室の中に入り、ちひろを見た。





「・・・・・ちひろ・・・」





そこには




たくさんの管をつながれた




オレの大好きな大好きな




ちひろの姿があった――――――・・・




「ちひろッッ・・・!
やだよちひろぉッッ!!
起きてよぉ・・・・・!!!」




真麻菜はさっきの倍くらい涙を流して泣いた。




航也も、大粒の涙を流している。




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