◆◇姫と王子の運命の恋◇◆
【翔斗side】


「翔斗!東階段であんたのこと探してた女の子いたよ?
行ってあげなよ」


「ああ・・・」


真麻菜がそばにいる


全然恋愛とかにはなんねぇから安心しろよ、航也




けどちひろ―――――・・・


ちひろと航也は同じ高校だったよな


航也のこと好きになるのかもな


けどもうオレには


ちひろを愛す資格なんてねぇ・・・。




「遅れてごめんな。
それで、用事って?」




オレは急いで東階段に行った。


そこには、中学時代のちひろによく似た小柄な女の子がいた。




「・・・好きです翔斗くん!
付き合ってください!!」




・・・高校に入ってから告白なら何度もされた。


けど・・・




「ごめんな・・・
今、誰と付き合うとか・・・
考えらんなくて・・・」



< 44 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop