恋愛感情
「今日はありがとね?」
「別にいいよ。友達だし。」

私はその
「友達だし」
という言葉に少し肩を落とした。
わかってたはずなのに…。

「ぅん…。これからもいろいろ頼っていい?」
「ウン。俺に出来ることならば。」
「じゃぁ。アド教えて☆★」
「いいよ」

そして私たちはアドレスを交換し合った。

「じゃぁね☆」
「ばいばい」

そして私は校門へ向かった。
そこには拓が深刻そうな顔で…
チャリに乗って待ってた。

私は何事もなかったような顔で
拓のもとへ向かった。

「ごめんね?拓。まった?」
「…いや。送ってやるから後ろのれ」
「…うん。」

拓は若干怒ってた。
私にはその理由がわからなかった。

「拓…なんか怒ってる?」
「…別に」
「怒ってるでしょ!!」
「怒ってないって。」
「絶対怒ってる!!何?」
「怒ってないって!!」
「言ってくんないとわかんない!!」

私は若干切れた。
拓が怒ってる理由がまったくわからなかったから。
私は何も悪いことはしてない気でいたから。

「…おまえらさぁ…。昔なんかあったの?」
「え?」

私は誰のことを指してるのか一瞬でわかった。
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