BABY×DOLL
懐かしい場所。
彼の〈院長室〉

つい最近まで、頻繁に出入りしてた上に、彼とのSEXを楽しんでいた場所。

そこへ呼ぶって事は、他人に聞かれたくない話しって訳だ。

さっそく仕事が終わるとすぐに院長室へ向かった。

誰にも見られないように用心して行くのはクセかもしれない。

  「コンコン」

「…はい」

中から低い声で返事が聞こえたので、私は静かにドアを開けて中へ入った。

正己は椅子に座り、こちらに背を向けていて表情はわからない。

私は他人行儀に敬語を使って話した。

「何かご用でしょうか?」

「…何か知らないか?」

「…何を・ですか?」

冷たく答えると、それがカンに障ったのか彼は立ち上がり私に掴みかかってきた!

「キャ…!な、何!?」

「お前が犯人なんじゃないのか?!」

さらに低い声で睨みつけるように、そう言ってきた正己は
今までに見たことのない顔をしていた。

人相が変わるくらい
多分…一睡もしてない。

そりゃそうよね
貴方の病院での不祥事だものね。

私はさらに彼を追い詰めた。

「私は犯人じゃないし、何も知らないわよ!でもね今、私が病院を辞めると…貴方、もっと困る事になるわよ?」
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