青蝶夢 *Ⅰ*
「よし、じゃあ
 何か食べに行くか?」

『アスカと一緒にいる』

こんな私の言葉ひとつで
飛鳥は、満面の笑みを
浮かべてくれる。

「ヒイロ、何、食べたい?」

少し上がった
飛鳥の声のトーンから
彼の嬉しい気持ちが
私にも伝わってくる。

笑いかけてくれる、飛鳥。
 
「どうして、アスカは
 私なんかに
 笑ってくれるの?」

私なんかに・・・・・・
  
飛鳥は
私の肩を強く抱き寄せて言う。

「お前の前だから
 俺は心から笑っていられる
 俺は、お前を愛してる
 ほらっ、行こう」

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