青蝶夢 *Ⅰ*
辺りは暗く
物音、ひとつしない
そんな静寂の中で、私は自分が
これから、しようとしている事
の重大さに、体が震えた。
生まれた
この街を捨てて
私は、出て行く。
母を捨てて
私は、歩き出す。
逸る鼓動の音に、私は
自分が生きている事を実感した
私は、生きている。
物音、ひとつしない
そんな静寂の中で、私は自分が
これから、しようとしている事
の重大さに、体が震えた。
生まれた
この街を捨てて
私は、出て行く。
母を捨てて
私は、歩き出す。
逸る鼓動の音に、私は
自分が生きている事を実感した
私は、生きている。