青蝶夢 *Ⅰ*
電源を入れてみると、動く
携帯電話。

でも、もうすぐ充電しないと
使えなくなる。

充電器を買えば、使おうと
思えば使えるかもしれない。

義父が、毎月の電話料金の
請求のさえ、支払い続けて
くれれば・・・

だけど、それは
何か、違うような気がした。

私は、携帯電話を
捨てる事にした。

私は、最後に飛鳥に電話をする

彼には、ちゃんと別れを
言わなきゃいけないような
気がした。

こんな自分勝手な私を
彼は、心から愛してくれた。

窓の外を見つめながら
携帯電話を耳元にあて

私は、飛鳥の声を探す。

コールが三回・・・

出ない飛鳥。
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