きみのペット


「ちぃ…話があるんだ」

長い沈黙を破ったのは創だった
あんだけバクバクいってた心臓も
火が出るくらい熱かった右手も


スーっと血の気が引くように
創のその一言はあたしを落ち着かせた


「な…に?」


創が望むなら…
あたしは覚悟を決めるわ


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