未完成恋愛論

「・・点」

「・・点」

届かない手紙
僕は心で書いています
天国へ逝った者
この声が届いてますか

悲しみを通り抜け切なさは毎晩
許容範囲超えて

もう愛せない・・君以外
誰も愛せない
言うなれば・・何も無い
「無」そのものです

耳を澄ませば
誰かの声は聞こえる
神か悪魔か?
いつからかどうだっていい

愛し愛され見返りなんて求めず
君のいる場所に行きたい

今夜ビルの上・・イカロス
みたいに飛ぼう
出発しよ・・空高く
終着点は見えて

僕は空に螺旋を描き
そして、線になった

もう愛せない・・君以外
誰も愛せない
言うなれば・・何も無い
「無」そのものです

辿り着いた場所がただの「・・点」だしても
飛ぼう飛んで見せよう
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