名前違いのキミへ
「石崎くん…。ちょっといい…?」
女の子が石崎くんを呼び出した。
「あ~…。あのレベルが出てきたら、さすがの石崎もOKするだろ…。」
やっぱそうなのかな…。
何か胸がチクチク痛い。
何でこんなに不安な気分になるんだろう…。
「あっ!千歳!石崎帰ってきたよ!話しついたみたい。」
え…。
石崎くんがどうしたのか聞きたい…。
すると、石崎くんがこっちに近づいてきた。
「相川!今日放課後学級委員の仕事するからな!忘れんなよ。」
「う…うん…。」
「そっか!千歳は石崎と一緒に委員会があるんだもんね!」
「一応…。毎週水曜日に…。」
「二人きりじゃん!!頑張りなよっ!!」
なっ…何それ…。