名前違いのキミへ
毎週水曜日

石崎くんがこの学校に来てから2週間が経った。


すっかり、クラスにも馴染んでいる。


もともとカッコイイのもあるのだろう。
石崎くんは女子にも男子にもモテモテだ。


今日も他のクラスの女子がウチのクラスに石崎くんを覗きに来ている。


「ね、千歳。石崎に告ろうとしてる女子がいる!

石崎ってホントモテるよねぇ…。」

へっ…!?

告白っ…!?


確かにドアの近くに手紙を持った子が石崎くんを見てる。


すごく可愛い子…。言葉に例えるならふわふわピンクって感じ。

髪もさらさらで…。

あの子に告られたら断る人はいるのかな…。


「あっ何!?千歳もしかして妬いてるの~!?」


ちっ…違っ…。

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