純恋愛



その時、あり得ないくらいの衝撃が体を襲った



「っっっ・・・!!!!!」



声に出ないくらい痛くて



あたりは暗いから何が起きてるのかまったくわかんなかった



怖くて怖くてとりあえず叫んで助けを呼ぼうとした



「きゃ・・んぐ・・・」



いきなり口を手で押さえられて



「しゃべるな、声を出したら殺す」



カチャ、と音がしたと思ったら



眉間に銃口らしきものが突き付けられた



「(銃!!?)」



ああ、もう死ぬんだ・・・



頭の中を走馬灯のように思い出が駆け巡・・・



「見つけたぞ!!ここにいる!!」

「追え!!そいつを逃がすな!!」



「クソッ!!」



あたしの口をふさいでいた手が取れ



その男(っぽい人)に腕をつかまれ一緒に走るような形になった



どうやら、この人はさっきから怒鳴っている男の人達に追われているらしい









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