ガラスのタンポポ
コタエラレナイ?
コエガナイ?
奏来を見つめても、ただ微笑むばかりで。
オレには、何一つ理解できなかった。
「翔ちゃん、コーヒーいれるからいらっしゃい」
兄貴に腕を引かれ、リビングのソファーに座った。
奏来はまた微笑み、ベランダにもたれかかって、暗くて見えないはずの公園を眺めていた。
「ごめんなさいね、翔ちゃん。奏来がどうしても翔ちゃんにはまだ伝えないで、って言うものだから…」
「奏来はどうしたんです?どうしてオレの名前すら呼んでくれない?」
おばさんが声に詰まり泣き出すのを見て、兄貴が口を切った。
「あのな、翔。奏来は…声を失った…」
「だから何なんだよ?意味わかんねーよッ」
コエガナイ?
奏来を見つめても、ただ微笑むばかりで。
オレには、何一つ理解できなかった。
「翔ちゃん、コーヒーいれるからいらっしゃい」
兄貴に腕を引かれ、リビングのソファーに座った。
奏来はまた微笑み、ベランダにもたれかかって、暗くて見えないはずの公園を眺めていた。
「ごめんなさいね、翔ちゃん。奏来がどうしても翔ちゃんにはまだ伝えないで、って言うものだから…」
「奏来はどうしたんです?どうしてオレの名前すら呼んでくれない?」
おばさんが声に詰まり泣き出すのを見て、兄貴が口を切った。
「あのな、翔。奏来は…声を失った…」
「だから何なんだよ?意味わかんねーよッ」