黒紅花
窓際のベッドを私に譲ってくれた
ひさぎ。

私達は、それぞれのベッドに
腰を下ろす。

どうしよう・・・

このまま、別々に寝るの?

何もなく朝を迎えてもいいの?

わかんない・・・

とりあえず、ひさぎに話しかけよう。

「ひさぎ
 
 貴方の学校のことだけど
 本当にやめるの?」

「ああ、行ってらんねぇじゃん
 
 暮らしていく金が必要だって時に
 学費なんて払えるかよ」

「ねえ、ひさぎ
 ちゃんと話さないまま、家を
 飛び出して来ちゃったんでしょう?

 嫌だとは思うけど、一度家に戻って
 ちゃんとおじさんと話し合った方が
 よくないかな?」

「何を話し合う?」

低く、冷めた声を発しながら、貴方は
冷酷な視線で私を見つめそして言う。

「アイツと話すことなんてない」
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