黒紅花
難なく泊まれたホテルの部屋で
ひさぎと私、二人きり。

ベッドは、シングルサイズが二つ。

順番に、シャワーを浴びた私達は
湿気て汚れた洋服を脱ぎ着替えを
済ませた。

私が着ているのは、ひさぎの洋服
Tシャツにズボン。

「ちょっと大きいか?」

「ううん

 裾、捲れば大丈夫だよ」
 
ひさぎと過ごせる時間、とっても
楽しくていろんな話をした。

過去のことに触れられたくない私達が
話す内容は、テレビの話が主で面白い
お笑い番組の話や、今人気のドラマの
話、最近のミュージックの話・・・

他愛のない、いろんな話をしたけれど
夜が更けていくにつれ最終的には口数
は少なめになる。

「そろそろ、寝るか?

 明日、学校だろう?」

「うん」

「そっち使うといい」
< 266 / 409 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop